皆さんは宮城県仙台市で行われている仙台七夕祭りをご存じですか?
仙台七夕は伊達政宗がいた時代から、古くから行われている伝統的なお祭りとして全国的にとても有名なお祭りの中の一つです。
仙台七夕祭り2015年の日程
正式名称: 仙台七夕まつり
開催日: 2015年8/6~8/8
開催時間: 8/6・7 10:00~22:00
8/8 10:00~21:00
※時間は変更の可能性あり
開催場所: 仙台市中心部・周辺商店街
内容:仙台駅周辺から七夕飾りが飾られており周辺商店街でも、きらびやかな七夕飾りがたくさん飾られています。
七夕の起源
七夕の起源とは、織姫と彦星が一年に一回だけ会うことを許される日が7月7日だという、ロマンティックな話は
皆さんご存知かと思います。
ロマンティックなお話もいいですが、本当の起源をお話します。
「七夕」とは、古くより農作物を作る日本人の生活にとても密接にかかわっている祭り事です。
時代は奈良時代。
中国より「乞功奠」(きっこうてん)という星祭の催事を行ったことから、日本に伝わりました。
旧暦の7月は、丁度稲穂が開花期に入る時期でもあり災害をとても恐れていました。
秋の豊作を願うため、神々に祈ることを大切にしていました。
そんな事から、7月7日頃は、体を清めて祖霊を祭る行事が浸透してきて、七夕は豊作を祈る祭りとして世の中の人々へ知れ渡ってきたのです。
そして、室町時代になると少しずつ簡略化しはじめ娯楽面が大きく残ってきたのです。
現代の七夕は江戸時代から
現代のように、竹飾りに色とりどりの飾りを使うようになったのは、なんと江戸時代から。
将軍家で行われた七夕では、梶の葉に自作の歌や古歌を吊るし、色紙・短冊には願い事が込められていました。
きらびやかな飾り付けをする事で、七夕祭りを町全体で楽しむ風潮があったようです。
今現代と、まったく変わりませんね。
それから、私たちの時代へと受け継がれています。
夏のイベントとして、ただ飾り付けをしていましたがまさか、こんな歴史があるとは・・・。
七種類の飾りが持つ意味とは?
仙台七夕祭りには、七種類の飾りがあります。
それぞれに意味があるようです。
短冊・・・学問成就・書の上達を祈る
紙衣・・・裁縫の上達・病、災いから身代りになってくれる
折り鶴・・・長寿を願う
巾着・・・商売繁盛・貯蓄を願う
投縄・・・豊漁を願う
屑籠・・・飾り付けた屑を広いあつめることから、清潔・倹約の意味を持つ
吹き流し・・・織姫の織る糸を意味している
何気なく見ていた七夕飾りにもこんなに意味があるとは、正直思ってもいませんでした。
ひとつひとつにきちんと意味があり大切な人のために、神様にお祈りをするのですね・・・。
仙台七夕祭りでは、飾りを鑑賞するだけではなく仙台市内にて様々なイベントが行われています。
2015年度のイベントはまだ準備中ですが前回ではバスツアーや夕涼みコンサートが開催されたりと七夕祭りを満喫できるよう、仙台市内全体で盛り上げています
いかがでしたか?
歴史ある仙台七夕祭りで、風情な雰囲気を味わってみませんか。