毎年じめじめする季節がやってきます。
そう、6~7月に雨が多く降る梅雨と呼ばれる時期です。
海外から見れば、一時的な雨季とも呼ばれることもあります。
洗濯物を干す場合は主に室内干しになってしまいますね。
外でスポーツをする人にとっては厄介な時期とも言えます。
農家にとってはしとしと降る雨が恵みの雨となりえる事でしょう。
日本の中で一番多く住んでいる人が多い関東地方の梅雨入りは、例年何日ごろなんでしょうか?
関東の例年の梅雨入りの時期は?
今のところ、データ上では例年の梅雨入りの時期は6月8日が平均値だとされます。
ですが温暖化のため、将来的には梅雨入りの平均値は今より早まるかもしれません。
このままのペースでいけば2050年ごろには例年の梅雨入りの時期は5月31日になる可能性があります。
かといって梅雨明けが早まるわけとは限らないので、しばらくは今後の推移を見守ることになるでしょう。
そもそも梅雨とは?
そもそも梅雨とは、暖かく湿った空気と、冷たく湿った空気がぶつかってその間に前線が発生して、その前線の近くの場所に雨を多く降らせることです。
一般的に暖かくて湿った空気をもつ高気圧の勢力によって梅雨入りの時期が変動します。
その高気圧の勢力が強ければ全体的な梅雨入りは早まりますし、逆に勢力が著しく弱ければ、梅雨入りは遅れるわけです。
日本付近において、梅雨が発生するメカニズムとして考えられるのはネパールあたりにあるヒマラヤ山脈の存在の有無が関係しているされます。
それは、ヒマラヤ山脈においてぶつかった風が南北に分かれることによって南に行った方は暖かい空気、北に行った方は冷たい空気がの気団がそれぞれ発達して起こるものだと考えられています。
それゆえヒマラヤ山脈がなかったら日本に梅雨はやってこないという見解もあるぐらいです。
中には例外なケースも…
関東地方で1963年に平年の約1か月ぐらい早く梅雨入りしたことがあります。
それでも梅雨明けは例年の7月下旬でした。
また逆に梅雨の時期なのに雨が降らない、いわゆる空梅雨の時期も当然ありました。
関東地方で十分な雨が降らなければ、台風が来ない限り秋口までまとまった雨が期待で
きず、その結果水不足が起きます。
現に東京では過去に何度か水不足に見舞われ、給水制限や断水の処置も取られたぐらいでした。
そうなるとコンビニやスーパーからはミネラルウォーターやジュース類が姿を消します。
人間はこういった自然相手には無力ですが、対策は可能です。
いつまたこういったことが起きるかもしれないので、対策は事前にとれるだけ取っておいた方がよいでしょう。
まとめ
関東地方の例年の梅雨入りは6月10日前後です。しかし昨今の温暖化によって、梅雨入りは年々早まっていくであろうと考えられています。
また温暖化によって雨の量も増えるでしょう。
今後の温暖化対策は必要ですね。