裏声で綺麗に歌えたら…カラオケで上手な人の歌を聞いて思うことありますよね。
一言で裏声といっても…
そもそも裏声って?
歌の表現方法の一つで「ファルセット」、芯のない弱々しい息漏れした声で地声では出にくい高音を歌うときに使うのが裏声です。
裏声には3種類あり、ファルセットは芯のない弱々しい裏声、ミドルボイスは芯があり強い裏声、ヘッドボイスはクラッシックのように柔らかく出した裏声です。
息漏れ量の違いによって分けられます。
息漏れの量は声帯の開け閉めで変えるんです。
地声と裏声をきれいに使いたい!
地声は普段の会話などで自然と出している低めの声です。
地声をだんだん高くしていくと声がひっくり返りますよね?
そこが「ブレイクポイント(喚声点)」と言われ、ブレイクポイントを超えた時に出る声が裏声となります。
このブレイクポイントを目立たなくすることで地声と裏声の境が分からなくなり、曲が高音になったとき歌声がきれいに聞こえるのです。
練習が必要ですね。
声帯と息の量を感じながら発声練習!
裏声で発声練習をしてみましょう。
まず、唇を軽く閉じて少し唇を突き出して息を出す「リップロール」。
口の周りの筋肉に余計な力が入らないように、リラックスした状態で声を出してみましょう。
次に舌の先を前歯の裏に付けて息を吐き出す「タングトリル」。
電話の音を真似するときに巻き舌にしますよね?「トゥルル…」って声がそうです。
最後に、声をだんだん低くしていくと声帯が震え「あ” あ”…」って声になりますよね?
これがエッジボイスと言われ、声帯を閉じる感覚をつかむ練習に使われます。
高音発声に必要な筋肉も鍛えられ、力強い裏声を出せるようになります。
コツをつかんで裏声をマスターしよう!
コツさえつかめば、リラックスした状態で裏声キングになれちゃいます。
とにかく力を入れずに顔を上げ空に向かって歌う感じですね。
息の量を感じながら歌うので息がたくさん使える「腹式呼吸」をマスターするのもいいでしょう。
腹式呼吸のコツは、肩で息をするのではなく息を吸った時にお腹が膨らむように意識するといいでしょう。
そして「ハミング」も裏声をマスターするのに効果的なんです。
口を閉じて鼻から息をし、つむじに向かって声を出すつもりでハミングをしましょう。
ハミングでコツがつかめれば、あとは口を開け声を乗せるだけですから!
今年の忘年会は、あなたの歌声で会場を盛り上げちゃいましょう!