夏休みの宿題で、よく読書感想文が必ず出ていましたね。
今の中学生はどうなのか分かりませんが、私が学生だった頃は毎年必ず、読書感想文を提出するよう先生から言われていました。
小学生で終わりかと思ったら、中学生でも・・・
と嘆いた覚えがあります。
今回は、中学生必見!読書感想文のポイントをご紹介。
学生がいらっしゃるお母様方も、ちょっとしたアドバイス程度でご覧になってみてはどうでしょう。
読書感想文の本の選び方
まず、読書感想文の第一歩である本選びから。
選んだ理由が「なんとなく」「課題図書から」「友達と合わせた」など、漠然とした理由から選んだ本はやめましょう。
本当に書きにくいですよ。
本を選ぶうえで重要なのは
- 共感できるテーマ
- 関心のあるテーマ
- 自分と共通点のあるテーマ
つまり、頭の中に本の内容が入りやすいかつ、理解しやすいものを選ぶことが大事です。
例えば③についてですが自分と共通点。
家族構成、交友関係、自分の境遇など「あ、なんだか自分と似ている」と感じることのできる内容だととても、分かりやすいと思われます。
たくさんある本の中から、選ぶのはとても大変。
だったら、まずは課題図書の中から自分の興味がありそうな本を探してみましょう。
「ただなんとなく」で選んだ本は自分を苦しめます。
感想文の書き始め
よし、本も読んだし早速書き始めよう。
ちょっと待ちましょう。
すぐに原稿用紙に書くのは、待ってください。
まとまっていない文章を原稿用紙に直接書くのは、おすすめしません。
終わりが見つからなくなり、まとまりがなく、読みにくい感想文になってしまいます。
そこで、全体の構成を考えます。
段落わけ、字数の配分など、おおまかに設計図を考えることにより書いている途中に「次は何を書けばいいんだー!」と頭を悩ませる事もなくなり、よりスムーズに読みやすい文章を書くことができます。
書き方のコツ
本を読み終わったら、メモを取りましょう。
その本を選んだきっかけ、読み進める中で共感できる点、疑問点、感動した場面などをメモに残しておきます。
また、いつでも読み返せるようメモにページ数や本に付箋を貼るなど工夫してみましょう。
文章を書いていく中で、自分の感想をメインにあらすじも織り交ぜていきます。
注意しなければならない点は、どうしてもあらすじをそのまま長い文章で写してしまいがちです。
読み手の気持ちになってみましょう。
本の内容は、本を読めばわかります。
読み手が知りたいのは、その本を読んだ時のあなたの気持ちです。
その文章を読んで、あなたはどう思ったのか。
それを文章として書き込んでいきます。
自分が印象に残ったセリフ。印象に残ったシーンなど自分の気持ちを伝えるために、あらすじを少し足していく程度で書いていきます。
また、文章を書くのに夢中になって、読みにくさが目立ってしまう事もありますので、「句読点」の使い方には充分注意しましょう。
せっかくの良い文章も、句読点がなく、読みにくい文章になってしまえば台無しになってしまいます。
書き終わり
感想文も終盤に近づいてくると、まとめ方が分からなくなる事もありますよね。
字数制限もありますし。
取ったメモを参考にしながら、本を読み終えて考えたことこれからの抱負などを書いていきます。
本全体の印象や、本を読む前・読んだ後の自分の気持ちの変化など書いていくと、読み手も面白いと思います。
本を読んで感じた事など、今後の自分の人生にどう活かしていけるのかなども、書いてみるのもいいでしょう。
いかがでしたか?
ぜひ参考にしてみてください。
自分自身、読書感想文が大嫌いで、本もあまり読みませんでした。
国語の先生にポイントなど相談し、指導してもらう事で「あー、なるほど。これなら書きやすい」と思い、なんとか提出できました。
中学生は勉強も忙しく、「本なんて読む暇なんてないよ」というお子さんも多いと思いますが、読書感想文がうまく書けるようになると、自然と文章力もあがり大人になってから、とても役に立つようになるんですね。
本は心の栄養です。
読書感想文をきっかけに本が好きになるお子さんが増えるといいですね。