七夕で有名な俳句って?知って、詠んで、楽しい俳句!

公開日: : 最終更新日:2016/07/27 季節のイベント/行事, 七夕

毎年7月7日は誰もが知っている七夕ですが、七夕にまつわる俳句があることを、あなたは知っていますか?

一度は耳にしたことのある、あの有名な人も、七夕にまつわる俳句をいくつも書いているようですよ。

今では身近にたくさんの娯楽が溢れていて、なかなか星空を見上げる機会もないかもしれません。

けれど年に一度、空に美しい天の川が架かる日には、昔の人に倣って、私たちも星空を見上げながら、一句読んでみませんか?

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七夕で有名な俳句ってどんなのがあるの?

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 1)『荒海や 佐渡に横たふ 天の川』 松尾芭蕉

意味は、「荒れ狂う日本海の荒波の向こうには、佐渡ケ島があります。空を見上げると、白く美しい天の川が、佐渡の方までのびて横たわっており、とても雄大です。」となります。かつて佐渡ヶ島には、罪を犯した者が島流しされており、そこから受け取れるもう一つの意味として、「天の河から感じる自然の雄大さと、罪人が閉じ込められる佐渡島から感じる、人の運命の儚さを思ってしまいます。)」というものもあります。

 

2)『朝立(あさだち)や 馬のかしらの 天の川』 内藤鳴雪

意味は、「まだ夜が明けぬうちに、馬に乗って旅に出ます。見上げると空にはまだうっすらと、天の川が見えます。」となります。歌のままに想像すると、明け方頃に男性が馬に乗り、天の川を見上げながら旅立つ姿は、何だかとてもロマンチックに感じられます。現代では交通手段は車や電車なので、これほどロマンチックには感じられないかもしれませんね。

 

3)『七夕の 逢はぬ心や 雨中天』 松尾芭蕉

意味は、「今日は雨の日。せっかく織姫と彦星は逢瀬が出来ると有頂天だったのに、こんな天気では有頂天ではなく、さしずめ『雨中天』ですね。」となります。一年に一度しか会えない機会を雨で潰されてしまっては、さぞや二人の心の内もどしゃぶり雨だったでしょうね。表現こそ面白く描かれていますが、なんとも切ない一句です。

 

4) 『うれしさや 七夕竹の 中を行く』 正岡子規

意味は、「笹竹に願い事を下げる、子供たちの楽しげな様子。」となります。私たちも子どもの頃は、毎年学校や家などで、短冊に願い事を書きましたよね。それを、大人が用意してくれた笹の葉に吊るして、手を合わせたりして本気でお願い事をしていたのが、今では懐かしく思い出されます。

 

5)『七夕や 秋を定むる 夜のはじめ』 松尾芭蕉

意味は、「日中は残暑が厳しいですが、星を見上げる夜ともなれば涼しい風が吹き、秋を感じます。」となります。現在の暦では異なりますが、旧暦では七夕は、夏と秋を分ける季節の目安となっていました。そのためこの歌も夏から秋にかけて、季節の移りを感じ始めたという意味合いがあるのでしょう。現代でも、空気や風の匂いで季節の移り目を感じられますが、それを歌にするとより風流な心持になりますね。

 

 

 

七夕の俳句を詠もう!構成編

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(引用元:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/000/099/19/30/%25BB%25B0%25BC%25BC%25B8%25CD%25BB%25FB0003.jpg)

 七夕の俳句を作る上で、まず知っておかなければならないことは、「そもそも俳句とは何か?」ということです。

これを知らないと、歌を詠もうにもどうやって詠んだらいいのか分かりませんよね。

俳句は、五・七・五の3句17音で構成されています

また、歌の中には原則として「季語」を入れるようにします。

歌によっては、あえて季語を入れず、原則を破った「自由律俳句」もありますが、初めて歌を詠む人は、まずは季語と原則を守るようにしましょう。

 

 

 

七夕の俳句を詠もう!季語編

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「季語」とは、その季節を表すと定められている語のことです。

例えば春ならば、「初春」や「弥生」、「風光る」など、直接的・間接的でも春を連想させる言葉を用いていれば、それが季語となります。

ただし、注意して欲しい点があります。

俳句が盛んだった頃は基本的に「旧暦」の季節に則って詠まれていました。

そのため、現代とは季語が異なっています。

旧暦は新暦よりもおよそ一月遅れなので、1~3月が「春」、4~6月が「夏」、7~9月が「秋」、10~12月が「冬」で定められています。

それを踏まえると、7月7日の「七夕」そして「天の川」は秋の季語に含まれます歌を詠むときには、このような季語にも注意していきましょう。

 

 

 

現代人が詠む七夕の俳句とは?

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(引用元:http://pishari.com/haiku/_src/sc522/haiku2012_002.jpg

 

古人の俳句は、パッと詠んだだけではどんな意味なのか、よく分からない歌も多いですよね。

一つの言葉に含まれる意味が深くて長いために、普段俳句をやらない人には、中々難しいイメージがあると思います。

ですが、現代の俳句は一目見て、すぐに意味が分かるものが多くなっています。

シンプルな内容のものであったり、小難しく詠まれていないものの方が多いため、親しみやすさを感じます。

また、「クリスマス」や「インターネット」など、現代ならではの単語を用いる場合もあります現代らしい七夕の俳句をいくつかご紹介しますね。

 

1)七夕の近づく夜の澄む気配      野田ゆたか

2)たんざくに母は家族のことばかり    小林千紘

3)天の川今年は少しきれいだね      吉浦彩華

 

※2)、3)参照 http://tanabatabon.ogori.net/haiku1/

 

これらは意味を深読みしなくても、比較的一目で意味を想像できる内容のものです。

現代においては、何も小難しく俳句を書く必要など、ないということですね。

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今年の七夕は、俳句にチャレンジしてみよう!

これまで、七夕で有名な俳句や、俳句の詠み方、また現代の俳句についてご紹介してきました。

忙しく時間に追われ、また物が溢れた現代においては、ゆっくりと俳句を詠む時間など、日頃はないと思います。

ですが今年の七夕の夜ぐらいは、忙しい手を止めて、外に出て、星空を眺めてみませんか?

美しく雄大な天の川を眺めると、きっと時間が経つのも忘れてしまいますよ。

そしてあなたの心にふっと浮かんだ気持ちを、そのまま俳句にしてみて下さい。

きっとあなただけの、特別な素晴らしい俳句が生まれることでしょう。

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